マーケティング

市場で生き残れ!VRIO分析で自社の強みと弱みを把握しよう!

2021年6月8日

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こんにちわ!GYOUZAです。

今回は会社を経営する上で必要になってくる分析方法について解説していきたいと思います。

変わりゆく経営環境の中ではそれに対応できる適応力が必要で、その中で生き残るためにしっかりと自社の経営資源、つまり内部環境について把握しておかなければなりません。

そんな内部環境を把握し、自社の強みを分析する手法を今回は紹介していきます。

それではいきましょー

ニクマン

しょちょー肉まん屋を始めたんだけど、お店をもう守れそうにないんだ。
最近、お客さんが全然こないし、みんな肉まんが嫌いになったのかな?

ぎょうざ

ニクマンちゃん、自分の会社のいい所や悪い所は把握してるかな?

ニクマン

とにかく肉まんを一生懸命作っているのね。
いいところ、悪いところって言われてもわからない。
あっ!肉まんを誰よりも愛していることはいい所だよね

ぎょうざ

肉まんへの愛はいいことだけど、それだけだとダメだよ!
しっかりと自分の会社の分析をして競合他社と比べて違う強みがなければ、会社として生き残っていけないよ。
今日はVRIO分析というのを教えるね。しっかり学んで会社の経営に役立てね

本記事を読むとわかること

企業が強みを獲得するために必要なことが分かる

VRIO分析について分かるようになる

VRIO分析を活用して自社の経営資源を把握できるようになる

大手企業のVRIO分析の具体例が分かる

本記事の信頼性

GYOUZA (@gyouza_maney)

この記事を書いている僕は、経営に関する資格を多数保有しており、現在は複数の会社を経営しております。

VRIO分析とは

競争優位性を獲得できるかどうか

この世界には、たくさんの会社が存在しており、社会に貢献するため経済活動が行われています。

数えきれない程の会社が発展していくために日々努力をしています。

しかし、数が多いということはそれだけ市場の中で生き残ることが困難になります。

では、どうしたら生き残ることができるのか?

それは、他社との差別化が必要になってくると思います。

つまり、自社の強みを生かして他社とは違う何かを市場でアピールしなければなりません。

そのためにも、自社の経営資源を把握し、競合他社と比較する必要が出てきます。

会社としてブランド力がある、商品の販売力がある、他社には真似ができないシステムがあるなど、自社の強みを生かし競争優位性を獲得する必要があります。

例えば、以前の記事で書いた、ブランド戦略により会社のブランド力を上げ競争優位性を獲得することもできます。

参考記事
商品にブランド力をつけ他社との差をつけよう!ブランド戦略について

ニクマン

ところで競争優位性ってなに?

ぎょうざ

競争優位性とは、簡単にいうと他の人や他の会社より優れたものをもっているということだよ。

この競争優位性を獲得できるかを調べる手法としてVRIO分析というものがあります。

VRIO分析は企業が保有している経営資源に着目して、会社としての強みのレベルを評価するための分析方法です。

このVRIO分析を提唱した人はアメリカの経営学教授のジェイ・B・バーニー氏というお方です。

VRIO分析は、以下の経営資源があるかを調べる分析手法です。

VRIO分析

alue・・・経済的な価値

arity・・・希少性

Imitability・・・模倣可能性

Organization・・・組織

経済的な価値があるかどうか

それでは順番に解説していきましょう。まずはValieについてです。直訳すると「価値」になります。

つまり、自社の製品やサービスが社会にとって、価値を提供できているかを調べます。

また、会社が作った価値で売上を向上させたり、コストを低減できているかも見ていきます。

この価値が利益を生み出しているかを把握することが大切になります。

ニクマン

僕の肉まんでみんなを笑顔にさせたいのね。

希少性があるかどうか

続いて、Rarityですが、直訳すると「希少性」になります。

自社の経営資源が、どれだけ珍しいものであるかを見ていきます。

珍しいということは他社が持っていなければ、その経営資源は希少性があるものだと判断されているということです。

ニクマン

僕の肉まんを作るスピードが他の肉まん屋よりも早ければいいんだね。

誰にも真似ができないかどうか

次にImitabilityですが、直訳すると「模倣可能性」になります。

たとえば、自社の技術が独自のものであり、他社には真似ができないとなればその技術は模倣が困難になり、会社の強みになります。

ニクマン

僕の肉まんの味が誰にも真似ができなければ、いいってことだね。

また模倣を困難とする要因は以下の4つで評価されます。

4つの要因

独自の歴史的条件
因果関係の不明性
社会的複雑性
特許

❶の独自の歴史的条件とは、その経営資源が企業独自の歴史的な要因や文化によって成り立っているかを判断します。

たとえば、自動車で有名なトヨタ自動車は、自動車の製造をジャストインタイム方式という方法で、余分なコストを徹底的に削減するため、製造部品等を「必要な物を、必要な時に、必要なだけ」という製造スタイルを、50年以上前から実施している歴史的て文化的な手法です。

そして、これらのものを容易には真似をすることはできません。こういった古くから引き継がれている技術などが独自の歴史的条件に該当します。

❷の因果関係の不明性ですが、これは経営資源をどのようにして生み出しているのかが、わからない状態であるかの度合いをさします。

素晴らしい商品があったとしても、それがどのようにして作っているのかが分からない場合は因果関係の不明性が高いと言えます。

❸の社会的複雑性ですが、これは経営資源がどれくらい複雑な要素があって成り立っているかを表す状態をいいます。

たとえば、企業の組織力を表すチームワークも立派な経営資源であり、このチームワークがどうようにして出来上がったのかは、他社から見て非常に分かりづらいと思います。

このようなことを社会的複雑性といいます。

❹の特許ですが、これは分かりやすいと思います。

特許とは自社が新しいモノや技術を作った時に、自分達だけが使用できるようにする権利のことで、申請することで他社に同じものを作れなくするようにできます。

当然、費用などはかかりますが、そうすることで他社と比べ優位性を獲得することができます。

経営資源を有効活用できている組織か

最後にOrganization、直訳すると「組織」になります。

これまで3つの項目について説明し、この3つを保有している場合は企業として強みを持っている状態になります。

しかし、この強みを活用できる組織でなければ、意味がありません。

ですので、強みである経営資源をしっかり活用できている組織こそが持続的な競争優位性を獲得できる企業になるということです。

VRIO分析のやり方について

すべての項目がYESなら最強の会社

ここまでで、VRIO分析の各項目について理解できたと思います。

最後にこのVRIO分析の使い方を見ていきましょう。

VIRIO分析のやり方はこれまで見てきた各項目を1つずつYESNOで質問していき、会社の強みの部分や弱みの部分を把握していきます。

先に結論を言うと、質問に対してすべてYESだった場合は、他社に負けない非常に強い会社だということになります。

では順番に見ていきましょう。

競争均衡の源泉

まず、初めにVRIOのVの部分にあたる会社に経済的価値があるかどうかについてYESNOかで判断してもらいます。

仮にNOだった場合は、会社に強みである経営資源がないということになり、会社としては弱みだらけの会社と判断され、弱みを克服する取り組みが必要になってきます。

一方、YESだった場合は次の問いに進みます。

次はVRIOのRの部分にあたる希少性があるかどうかについてです。

経済的価値があっても、それを他社が持っている可能性があります。

このことを競争均衡の源泉といいます。

つまり、この経済的価値が他社も保有している場合は、希少性があるか?の問いはNOになります。

ぎょうざ

例えば、パソコンは経済的価値を生み出していますが、今の時代ではどの会社もパソコンを持っているので希少性はないと判断されます。

一時的競争優位の源泉

希少性があるか?の問いにYESだった場合には次の問いに進みます。

次はVRIOのIの部分、模倣可能性が低いかどうかについてです。

希少性があっても、それが他社に真似ができる状態やそれが一時的に希少性があるものだと会社としての強みがなくなります。

このことを一時的競争優位の源泉といいます。

この状態だと模倣可能性が低いかどうか?の問いはNOになります。

ぎょうざ

例えば、GUI※を開発したアップルコンピュータは当初、希少性があり、一時的競争優位の源泉を獲得しました。
しかし、その後マイクロソフトが開発したWindowsの登場により、その競争優位は無くなってしまいました。

※GUIとは、アイコンやボタンなどを用いて視覚的若しくは、直感的にわかりやすくコンピューターに指令を出せるようにしたものです。

持続的競争優位の源泉

同じように模倣可能性が低いかどうかの問いにYESだった場合は次に進みます。

この時点でこの会社は、経済的価値があり、希少性もあり、誰にも真似ができない経営資源があると判断されるので、会社としては持続的で希少な経営資源があるということになります。

このことを持続的競争優位の源泉といいます。

しかし、この経営資源をうまく活用しているかが大事になってきます。

これが最後のVRIOのOの部分、組織として経営資源を活用できているかどうかについてです。

この最後の問いにNOならば、それは強みである経営資源が意味がないものとなり、いわゆる「宝の持ち腐れ」になるということになります。

逆に、この経営資源をしっかりと活用できている場合は、非常に強い会社と判断され、他社と比べてもかなり競争優位性が高いことになります。

ここまでがVRIO分析の活用方法になります。

最後にここまで説明したものをフローチャートで表しておきます。

実際に会社などでこのフローチャートを活用することができるので参考にしてみて下さい。

VRIO分析フォローチャート


大手企業のVRIO分析の具体例

ユニクロのVRIO分析

VRIO分析のやり方について理解できたと思いますので、実際の大手企業のVRIO分析をいくつか具体例をあげて見てみましょう。

まずは大手アパレル企業のユニクロ(ファーストリテイリング)を見ていきましょう。

ユニクロのVRIO分析

Value【経済的な価値】YES
・低価格でありながら高品質の商品を提供できる
arity【希少性】YES
・SPAモデルを構築し、企画から製造、販売までを自社で一貫して行っている
Imitability【模倣可能性】YES
・他社がユニクロのSPAモデルを構築しようと考えても多大なコストがかかり真似ができない
Organization【組織】YES
・店舗数が多い中、スタッフの教育レベルや情報共有力が高く、商品開発力及びマーケティング力を生かし販売力も高い

ユニクロの強みは何といっても自社でSPAモデルを構築しているところにあります。

SPAモデルとはファッション商品の企画、生産、販売までの機能を垂直統合したビジネスモデルのことを言い、自社ですべてをまかなうことをできる強さにあります。

この強みを生かし、アパレル業界でトップの位置に君臨しているのです。

ぎょうざ

SPAの意味はSpeciality store retailer of Private label Appareの頭文字のをとった言葉で、直訳すると製造小売業になります。

セブンイレブンのVRIO分析

続いて、コンビニ大手のセブンイレブン(セブン&アイ・ホールディングス)のVRIO分析を見てみましょう

ユニクロのVRIO分析

Value【経済的な価値】YES
・コンビニ業界で最大手であり店舗数も最大で認知度が高い
arity【希少性】YES
・国内最大の流通業者で効率的な配送システムを構築している
Imitability【模倣可能性】YES
・コンビニ以外のスーパーなどの業態でも収益を確保しつつ、分散が図れているため他社が真似できない
Organization【組織】YES
・グループ各社のインフラや商品開発力や販売力を生かし、プライベートブランドを展開する組織力がある

セブンイレブンの最大の強みは店舗数の多さなのではないでしょうか?

また出店方法もドミナント方式というやり方を採用し、効率的に地域内のシェアを獲得しています。

ドミナント方式とは、バラバラのエリアに経営資源を注力するのではなく、特定のエリアに経営資源を注力し、無駄をなくし、かつ効率的にそのエリアで認知度や売上を確保することです。

このドミナント方式のおかげで、配送などの流通においても効率化が生まれ、他社よりも競争優位性を獲得することができます。

さらにセブンプレミアムというプライベートブランドを展開し、高品質で安全な商品ラインナップで他社との差別化を図っています。

ぎょうざ

プライベートブランドとは、本来は商品を企画したり生産したりしない小売店や卸売業者が企画して、独自のブランドを付けて販売する商品のことを言います。
別の言い方でストアブランドと呼ばれる場合もあります。

プライベートブランドの記事はこちら
【ブランド採用戦略】ブランドの種類と製品戦略についてわかりやすく解説!

まとめ:市場で生き残るためには強みを生かし競争優位性を獲得する

それでは最後にVRIO分析のまとめに入りましょう

まとめ

VRIO分析とは会社の強みのレベルを調べるもの
Vは経済的な価値があるかどうか
Rは希少性がOあるかどうか
Iは模倣可能性が低いがどうか
Oは強みの経営資源を使える組織かどうか
すべてがYESなら最強の会社である

現代の市場では、変化が激しく、たくさんのサービスやモノがあふれています。

その中で生き残っていくためには、いかに自社の強みを生かして、競争優位性を獲得していくかを考える必要があります

このVRIO分析で自社を徹底的に分析し、活用していくことで会社として今後も発展できるかもしれません。

今回は内部環境についてのみ分析していきましが、本来は外部環境にも目をあて総合的に分析する必要があります。

内部環境と外部環境を総合的に見て判断する分析手法としてSWOT分析という手法もありますので、分析のやり方については下記の記事で書いていますので興味のある方はご覧ください。

SWOT分析の記事はこちら
SWOT分析を理解して自分の事業や会社を守り成長させよう!

この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

それではよい1日を!

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  • この記事を書いた人

ぎょうざ

餃子を愛する社労士×CFP×経営者【経歴】体操競技一筋で大学卒業▶社会経験なしで経営者▶知識のなさにあせり経営やお金に関する資格を取得▶3社経営&ブロガー 【保有資格】 社労士/CFP/FP1級/簿記1級/ペット葬祭ディレクター1級/体育教諭免許/運行管理者/衛生管理者/損保募集人資格/等

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