こんにちわぎょうざです。
会社で仕事している方や、学生で部活動をしてしている方は、上司や部下、先輩や後輩など、チームや組織で目標に向かって日々活動していらっしゃると思います。
その中で、同じ組織の中で、
「あいつだけやる気がないんだよな。」
「何とかして、部下や後輩のやる気を出させてあげたい」
など日々悩まれていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
今回は、そういった悩みを解決するヒントになるかもしれない事例を解説します。
是非最後までお楽しみ下さい。
それではいきましょー

僕も何かを始める時に、初めはやる気マンマンなのにいつの間にかだらけてしまうのね。

モチベーション維持を継続するのは本当に難しいよね。
でも、モチベーションを上げることができたなら行動が変わるから今回の話を聞いておいて損はないから最後まで聞いてね。
本記事を読むとわかること
モチベーションを高める方法が分かる
仕事等の生産性を上げる方法が分かる
成功をするために必要なことが分かる
本記事の信頼性

ぎょうざ (@gyouza_maney)
この記事を書いている僕は、経営に関する資格を多数保有しており、現在は複数の会社を経営しております。
モチベーションを高める方法とは

あるモノを与えるとやる気が上がる
いきなりですが、先に結論を申し上げます。
それは「キャンディを与えること」です。

モノで釣るなんて聞き捨てならないね。
肉まんがもらえるなら別だけど。

いや、肉まんもモノだから完全に釣られているよ。
実は仕事の前にキャンディを与えることでやる気が上がった実験があるんだ。
それを見ていこう。
それでは、この実験の紹介をさせていただきます。
実験の内容は次の通りです。
実験内容
❶ベテランのお医者さんたちを3つのグループに分け、架空の患者の症状や病歴を読み上げ診断してもらう
❷診断する前に各グループに対して以下の条件をつける
Aグループ・・何もせずに診断
Bグループ・・医療に関する記事を読んでもらったあとに診断
Cグループ・・キャンディを配ったあとに診断
では実際にどうなったかと言いますと、実はあるグループだけ診断の速さと精度が大幅に向上したのです。
つまり、仕事の生産性が上がったのです。
私の予想は医療に関する記事を読んだあとに診断するのが、一番生産性が上がると思っていました。
前もって知識の復習や関連情報に触れることで、仕事モードに切り替わり少しだけ生産性が上がるのではないかと推測をしました。
しかし、完全に裏切られました。
正解はⅭグループのキャンディを配ったあとに診断したグループだったのです。
しかも速さは2倍でかつ精度まで向上したので恐るべき効果です。

すごいね。でもなんでこんなことが起こったの?

まさかの結果だよね。ではどうしてこのようなことが起こったのか見ていこうね。
仕事の前にいい気分にさせることが大切
この実験のポイントは、仕事の前にちょっとしたご褒美を与えたことで、気分が良くなったと考えられています。
そして実験ではキャンディを使っていますが、ご褒美なら何でもよいということです。

ってことは肉まんでもいいってことだね。
間違いなくテンションが上がるよ!
小さなご褒美を与えることで、気分が良い状態で仕事ができ、結果的に仕事効率が上がったということです。
自分で想像していただければわかると思うのですが、気分が良い状態で仕事するのと気分が良くない状態でするとでは、明らかに前者の気分が良い状態の方が仕事がはかどりますよね
このご褒美を与えて気分が良くなり、生産性が上がる効果のことを実験の内容から名前をとりキャンディ効果と言われています。
実験では、ご褒美(キャンディ)を与えることに着目されていますが、私は仕事の生産性を上げるには実際にモノのご褒美がなくても良いと考えています。
あくまでも気分を良くすることが一番大事なので、たとえばモノを与えるのではなく、作業前に好きな音楽を聴くであったり、YOUTUBEで大好きなお笑いの動画を見る、好きな人と会話をするでも良いと思っています。
理由は、言葉や映像でも、それを浴びることがご褒美の代わりになりうるからです。
ですので、もし部下や後輩のやる気を出させたい時は、やる気を出して頑張れと言うのではなく、その人の好きなことを仕事前にさせることが大事なのではないかと考えています。
そして、相手の好きなことを理解するためにも普段からのコミュニケーションが非常に重要になってくると思います。
この実験で伝えたいこと

幸福によって成功が決まる
この実験を行ったのは、ショーンエイカーさんというアメリカ人の作家で、ポジティブ心理学について研究や講演を行っているすごいお方です。

もうこの写真を見るだけでポジティブになれそうですね。
そしてこのエイカーさんが提唱していることですごく感銘を受けている言葉があります。
それは
「成功が幸福をもたらすのではなく、幸福によって成功がもたらされる。」
という言葉です。
分かりやすく言うと成功したから幸せになるのではなく、幸せの状態だと結果的に仕事やトレーニング、勉強などの生産性があがり成功に近づくという考え方です。
言葉の通り、何かを目指し成功を掴むためには、まず環境を変えて自分が幸せの状態でいることが必要です。
そして、その状態を作り出すために、自分から行動して環境を変える努力も必要であるのではないかと私は思いました。
この実験から学ぶこと
この実験で一番伝たえたいことは、気分がいい状態を作りだすことができれば、目標を達成できるということです。
私もこうしてブログを日々書いていますが、やはり自分のその日の気分で、キーボードを叩くスピードも変わり、書きたい内容が思うように書けなかったりします。
しかし、気分が良い状態だとスラスラとブログを書くことができますし、良いものを書けたという充実感を得られることもできます。
この実験を知ってからは、仕事の前に好きな読書や動画を見てから仕事に取りかかるようになりました。
そうすることで仕事が以前よりはかどるようになったという実感があります。
しかし、このやり方に注意点がいくつかあります。
注意点
❶短期的なモチベーションアップになりやすい
❷組織やチームで仕事をするときは全体のやる気を上げる必要がある
❸普段から部下や後輩とのコミュニケーションが必要
まず❶についてですが、仕事前に気分を良くする方法は、実験のようにキャンディを与えるなど、考えるといくつか案が出てくると思います。
しかし、気をつけてほしいことが、その日は気分が良くなっても同じことをして次の日は1日目より良くならないケースが出てくるということです。
同じことをしてしまうと慣れが発生し、モチベーションの維持が日に日に薄れる可能性があるということを認識しておかなければなりません。
以前の記事でお金とモチベーションの関係性について書きましたが、お金を与えることでかえってやる気がなくなるというケースもあるということです。
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お金とモチベーションの関係について考えよう!デシ理論について解説
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ですので、ご褒美を与えるにしても仕事等の目的や楽しさをしっかりと伝えていく必要があると思います。
続いて❷についてですが、これはある個人には効果があるけれど違う個人には効果がないことがあるということを認識する必要があります。
たとえば、仕事等の前に音楽をかけてみんなモチベーションをあげようと取り組んでみたものの、Aさんはその音楽が好きなのでテンションが上がり生産性が上がったが、Bさんはその音楽が嫌いで逆に生産性が下がるというケースがありえるということです。
最後に❸についてですが、❷の注意点にもつながるのですが、組織全体でモチベーションを上げるためにも普段から組織全員の好きなことや嫌いなことを把握しておく必要があるということです。
そして把握するためには、会社の場合は経営者や上層部の人達、部活であれば監督やキャプテンなどは一緒に活動している人達とのコミュニケーションが非常に大事だということです。
何も知らない状態で、ただ何かを与えるだけでは、このキャンディ効果を長期的には与えることができず組織力の低下にもつながる可能性があるので、長期的に交流の機会を作りお互いの信用を構築していく必要があると私は考えています
まとめ:長期的な視点で組織の環境を良くしていくことが大切
それではまとめに入りましょう。
キャンディー効果のまとめ
❶仕事の前にちょっとしたご褒美を与えることで気分が良くなりモチベーションが上がる
❷仕事の生産性を上げるには実際にモノのご褒美がなくてもよく、言葉や映像などでも良い
❸ご褒美だけだと短期的なモチベーションアップになってしまう。
❹個人によって価値観が違い、好きなものもバラバラなので 普段からコミュニケーションを取り信頼関係を構築する必要がある。
いかがでしたでしょうか?
仕事やスポーツ、勉強をする上でモチベーションの維持は本当に大切です。
その為にも環境を良くし、気分良く行動することが必要です。
そして、それを短期的なものではなく長期的に続けていくことがもっとも大事なことです。
また組織として、何かを達成するためには、目的と組織全体の信頼関係が必須です。
そのためにも、日頃からチームとして交流し、各個人の得意なこと苦手こと、そして好きなこと嫌いなことを理解する努力が必要です。
そして、組織のトップはそれらを理解することで活動環境を良くすることができ、結果として組織としての成功へと近づけるはずです。
また個人であっても、この記事の内容を理解し活用することで、成功へと近づくことができるかもしれません。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
それではよい1日を!