
将来何をしたらいいかわからないよー
自分の得意なことを見つけるにはどうしたらいいの?
こんなお悩みを解決する本を紹介します!
本記事を読むとわかること
「苦しかったときの話をしようか」の要約について分かる
将来の不安を解消できる
自分が向いている仕事が分かる
自分の強みを引き出す方法が分かる
こんにちわ!ぎょうざ (@gyouza_maney) です。
今回、紹介する本は、森岡毅さんが書かれた「苦しかった時の話をしようか」を紹介させていただきます。
この本は、将来に何をしたらいいかを悩む娘さんに向けて書かれた本で、どのようにして将来の仕事に対して向き合うか、自分の得意なことの見つけ方など働くことの本質について書かれた本になります。
娘さんに語りかけるように、この本は書かれているので、読んでいるとまるで自分に直接、アドバイスをしていただけるような感覚になります。
多くの学生さんは将来の仕事に対して、「自分は何をしたらいいんだ」と不安を抱えていると思います。
働いている社会人の方も、「はたして自分はこの仕事を続けていていいのだろうか?」などの悩みもあると思います。
この本は、そういった悩みを解決してくれる素晴らしい本だと思います。
僕自身も、会社を経営しており日々、仕事について悩むことも多いです。
しかし、この本を読んで仕事のあり方についてしっかり考えることができました。
また社員の強みをいかに引き出すことが大切なのかを学びました。
本のタイトルだけを見ると、苦しかったときの話ばかりの内容だと思われるかもしれませんが、この本はいかにして自分の強みを引き出せるかを解説した本だと思います。
それではここからは、この本の要約と具体的に自分の強みを引き出す方法について解説していきます。
それではいきましょー
「苦しかったときの話をしようか」の概要と要約

著者は最強マーケターの森岡毅さん
この本の著者は森岡毅さんという方なのですが、以下を見ていただくとわかるように実はとんでもない経歴の持ち主です。
森岡毅(プロフィール)
・神戸大学経営学部卒業後にP &Gに入社
・P &Gでの抜群の実績を買われ、USJのCEOにヘッドハンティングされる
・業績が落ち込んでいたUSJを見事にV字回復させる(年間集客数を倍にする)
・USJ退任後に自身で、最強のマーケター集団の会社「刀」を設立
・業績が停滞していた丸亀製麺を復活させる
・経営破綻していたグリーンピア三木(現ネスタリゾート)を再生させる
・西部園ゆうえんちを再生させる
実はまだ書いていないすごい実績がいくつもあります。
しかし、何となくですがすごい人だということはお分かりいただけたと思います。

森岡さんが手がける会社は、みんな魔法にかけられたと言われています。
まさに最強のマーケターであり、魔法使いですね。
僕が森岡さんの実績の中で一番、凄いなと思ったことがあの有名な関西のテーマパークのUSJの集客数を倍にして、V字回復させたことです。
森岡さんが得意とする緻密で高度な数学を活用し、考えに考え抜いた戦略で入社当時730万人の年間集客数を1460万人まで爆増させました。
USJで行った詳しい戦略については、別の本で解説されていますので気になられた方は是非ご覧下さい。
【各章の要約】自分の強みをいかに引き出すか
話が戻りますが、そんな凄い人が書いた本が、この「苦しかった時の話をしようか?」になり、言葉に説得力があります。
そしてこの本は、第1章から第6章まであり各章の内容はざっくり以下のような内容です。
第1章:やりたいことがわからなくて悩む君へ
第2章:学校では教えてくれない世界の秘密
第3章:君の強みをどう知るか?
第4章:君自身をマーケティングせよ!
第5章:苦しかったときの話をしようか
第6章:自分の「弱さ」とどう向き合うのか
第1章では、タイトル通り、まさに将来に何をしたらわからない人に向けた内容になっており、これから長い期間仕事をする上で、いかに自分のスキルや能力を蓄積することの重要性を教えてくれます。
そして会社と労働者は利害関係が違うため、永遠の片思いであるということを著者は述べています。
だからこそ会社から自分を選んでもらうのではなく、自分で会社を選べるように自分の価値を高めることが大切ということを教えてくれます。
第2章では、この世界の仕組みについてわかりやすく教えてくれます。
特にこの世界で生きていく中で資本主義の仕組みについて理解することの重要性が分かります。
資本主義の仕組みを知らずにサラリーマンになることと、仕組みを知った上でサラリーマンになるのでは、見える世界が大きく変わります。
資本家の世界を知るだけで自分の価値観も変わるきっかけにもなります。
第3章では、自分の強みを知るための具体的な方法を教えてくれます。
自分の強みは必ず自分の好きなことの中にあり、さらに強みは動詞の中に隠れているそうです。
後述しますが、自分の好きなことを書き出し、その中で動詞を探し、自分の強みを見つけていきます。

「美味しい餃子が好き」では動詞が入っていないけど、「美味しい餃子を探すことが好き」だと「探す」という部分が動詞になっています。
つまり探すという部分が強みになり、例えばリサーチ力があるということが強みになります。
第4章では、自分自身をブランディングさせる方法について教えてくれます。
ブランディングとは、簡単にいうと他の人に自分自身を認識してもらうために、イメージアップなどを行い、価値を認めてもらう手法です。
ブランディングは一般的に企業が商品やサービスに対して戦略的に行っていくものですが、この章では自分自身をブランディングする方法について解説してくれます。
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商品にブランド力をつけ他社との差をつけよう!ブランド戦略について
第5章は、この本のタイトル通りの著者の森岡さん自身が体験した苦しかったときの話を知ることができます。
こんなに凄い森岡さんでも、P &G時代に血尿が出るくらいストレスに襲われ、挫折を経験してしまいます。
そして、この挫折を生み出す根本となるものは「自分自身を信じられなくなること」です。
この自分自身を信じられなくなる原因の一つとして、他人と比べてしまうことが原因にあるのだと僕は感じました。
森岡さんも仕事ができる上司と自分を比べてしまい、その上司のようになろうと必死に頑張りますが、そのせいで肉体的にも精神的にも追い込まれていたことが描かれています。
そしてこの状態から抜け出す方法の答えを教えてくれます。
それは結果を出すことです。

結果が出せないから、落ち込むし辛いんじゃないかー
これだけ聞くと身も蓋もないように思いますが、ようは結果を出すにはどうするかを深く考える必要があります。それは、自分の強みに目を向けてそれを磨く必要があるということです。
そうすると結果が出やすい環境が生まれます。そして、結果が出ると周りの環境も変わっていき、好循環が生まれます。
そして最終的に自分を信じられる状態になるのでいかに自分の強みに焦点を置くかの重要性をこの章でも書いています。
第6章は、自分自身の弱さと向き合うための方法を教えてくれます。
特に不安は、多くの人が抱えていると思います。
将来のことを考えると不安になりますし、新しいことに挑戦しようとした時にも不安になります。
しかし、不安は悪いものではないと著者は言います。
なぜなら、不安は未来を予測する力があればあるほど生まれるからです。
未来を予測する力は、自分自身が成長することでその力も増えていきます。

成長していくと、視点が増えるので自分の足りないものや将来に起こりうる可能性も分かるようになるってことですね
そして、この不安と向き合うためには、弱点を克服していかなればなりません。
この本では、自分の強みに関係する弱点ならば克服する必要があるが、その弱点を克服することで自分の強みがレベルアップしないのであればその弱点を克服する必要がないと言います。
つまり、自分の強みをいかに磨くことの重要性をこの章でも問いかけているように思えました。
また自分の強みに関係しない弱点は、他の人にやってもらうことを推奨していました。理由として自分が不得意な部分が強い人の特徴は、自分と正反対である可能性があり、その人が苦手なことが自分にとっては得意な場合が多いからです。

まさにWinWinの関係なのねん♪
ここまでがこの本の要約になるのですが、この本のテーマはまさに自分の強みをいかに引き出すかが鍵になると思います。
ですので、この記事では具体的に自分の強みを引き出す方法にフォーカスして見ていきたいと思います
自分の強みを引き出す方法とは

それではここからは実際に、自分の強みを引き出す方法を紹介していきたいと思います。
強みを引き出す方法のステップは以下の通りです。
step
1自分の好きなことを書き出す
step
2好きなことから動詞を探す
step
3動詞をTCLの属性に分ける
ステップ1:自分の好きなことを書き出す
ステップ1は自分の好きなことを書き出すことです。
著者は自分の強みは必ず好きなことの中にあると言います。
好きなことをしている自分こそが、これまで無意識に形成されてきた自分自身の特徴になります。
好きなことなら何でも構いません。
自分の中で、思いつく限り好きなことを書いてみて下さい。
しかし、1つだけポイントがあって必ず、好きなことに動詞を入れて下さい。
理由は先ほども少し申し上げましたが、自分の強みは好きなことから生まれ、動詞の中にそれが隠れているからです。
例えば、野球が好きや洋服が好きだと動詞が入っていないので、野球の戦略を考えるのが好きとか、洋服のコーディネートをすることが好きだというように必ず好きなことの中に動詞を入れてみて下さい。
この本の中には、好きなことを書き出すには、親指サイズのメモ用紙か付箋等を用意してそれにどんどん書いていくように推奨しています。
できれば、最低でも50個くらいは書き出すようにして下さい。

50個も好きなことなんてかけるの!?
50個と聞くとかなり多い気がしますが、意外にやってみると書けます。
実際に例として僕の好きなことを書いていきますので、それを参考にしてみて下さい。
それでも書けない場合は、家族や友人に自分が生き生きとやっていることは何なのかを聞いてみて、とにかく深く考えず、思いあたることを何でも書いてみて下さい。
過去の体験を踏まえて、幼少期から今までで楽しかったこと、ワクワクしたこと、没頭したことなどをどんどん書いてみましょう。

同じようなことでも大丈夫です!
では僕自身の好きなことを以下に公開します。
ぎょうざの好きなこと
・美味しい餃子を探すことが好き
・ゲームを攻略することが好き
・体育で相手チームを倒す作戦を考えることが好き
・読書で知らないことを学ぶことが好き
・体操のできない技をできるようなるまで練習することが好き
・友達とくだらない話を言い合うことが好き
・新しい考え方を知ることが好き
・知らない場所に行くことが好き
・継続して何かをすることが好き
・スポーツで勝負をすることが好き
・主人公がだんだん強くなる映画や漫画が好き
・人にわからないことを指導することが好き
・人に新しい情報を伝えることが好き
・ニュースで情報をとることが好き
・わからないことを調べることが好き
・EXCELで表やグラフを作ることが好き
・興味があることに没頭することが好き
・仕事を効率化させることが好き
・筋トレで成長していくことが好き
・自分だけの時間を作って考えることが好き
・新しい商品を調べることが好き
・遊園地にいってスリルを体験することが好き
・瞑想で気持ちを落ち着かせることが好き
・仲の良い人と美味しいものを食べあうことが好き
・人と違うことをするのが好き
・仲の良い人と映画を一緒に見ることが好き
・Twitterのツイートを考えることが好き
・オセロ等の盤上ゲームで何手か先の手を考えることが好き
・人に相談を受けて解決することが好き
・知らない町の中を歩くことが好き
・旅行先や食べに行く所を調べることが好き
・サウナで脳や体を休ませることが好き
・歴史について調べることが好き
・体操のうまい人の技の研究をすることが好き
・文化祭で最優秀賞を取るために練習をすることが好き
・仕事で困っている人を助けることが好き
・新しい企画やアイデアを考えることが好き
・企業の分析をすることが好き
・健康法について調べることが好き
・人と違う考え方を持っている人を見つけることが好き
・サプライズやドッキリを考えることが好き
・友達や会社の人にニュースなどの解説をすることが好き
・ギターで新しい曲を弾けるように練習をすることが好き
・新しいシステムや考え方を伝えることが好き
・ウォーキングをしながら考えごとをすることが好き
・これから人気が出そうなバンドを見つけることが好き
・後輩などに体操の技を教えることが好き
・新しいお店に入り刺激を受けることが好き
・誰かに冗談を言って笑わせることが好き
・目標を見える化して日々の成長を確認することが好き
まだまだ書けますが、このように自分の好きなことを書いていきます。
上記の文字列だけが並ぶと見えづらいので、付箋などを使った場合のイメージを以下に掲載しておきます。
ステップ2:好きなことから動詞を探す
ステップ2は好きなことから動詞を探すです。
ステップ1では多くの好きなことを書いたと思います。
その好きなことのリストから動詞を探します。
おすすめは書き出した好きなことの中の動詞の部分にマーカーや印をつけることがおすすめです。
イメージは以下のような感じです。
実際に書き出すと重複するものや意味が似ているものもたくさんあると思います。
そこは気にせず、どんどん動詞に印をつけていきましょう。

普通は重複するのが、当たり前ですので気にしなくて大丈夫です。
ステップ3:動詞をTCLの属性に分ける
ステップ3は動詞をTCLの属性に分ける作業を行います。

TCLっていったい何?
TCLとは3つの英単語の頭文字をとった略称になります。
TCLとは?
❶T・・Tinking(考える力)
❷C・・Communication(伝える力)
❸L・・Leadership(変化を起こす力)
上記の3つの言葉を動詞の属性グループとして考え、ステップ2で抜き出した動詞の言葉がどの属性グループに当てはまるのかを考えていき、グループ分けを行います。
この3つの力の属性は、いわば自分の強みの土台となると著者は言っています。
TのThinkingは考える力を表し、深く物事を考えることが好きな人、作戦や戦略を立案することが好きな人、知らないことを自分で調べることが好きな人、新しいアイデアを考えることが好きな人、数字で分析したりすることが好きな人などがこのTのグループに該当します。
CのComumunicationは伝える力を表し、人としゃべることが好きな人、友達ができることが好きな人、人が集まるところに行くことが好きな人、SNSなどで多くの人と繋がることが好きな人、オシャレが好きな人、話を聞くことが好きな人などがこのCのグループに該当します。
Lのleadershipは変化を起こす力を表し、新しいことに挑戦することが好きな人、何かを達成していくことが好きな人、自分で物事を決めていくことが好きな人、チームのリーダーとして引っ張っていくことが好きな人、部下や後輩などの面倒を見ることが好きな人、夢を語ることが好きな人などがこのLのグループに該当します。
このように自分の好きなことの動詞をみて、どのグループの属性に当てはまるかを自分でグループ分けをしていきます。

どのグループにも該当しない動詞は、それ以外のものとしてグループ分けをします。
おすすめの方法は紙にTのグループ、Cのグループ、Lのグループ、それ以外のグループという感じで1枚の紙に下記のように線を引いて4つのブロックに分けていきます。
そして4つのブロックに自分の好きなことを書いた付箋を見て、そこに書かれた好きなことの動詞がどのグループに当たるかを自分で考えて、各ブロックに仕分けをしていきます。
ここでは、実際に僕が書いた好きなことをグループ分けしていきます。
Tのグループ(24個)
・美味しい餃子を探すこと
・ゲームを攻略すること
・体育で相手チームを倒す作戦を考えること
・読書で知らないことを学ぶこと
・新しい考え方を知ること
・ニュースで情報をとること
・わからないことを調べること
・EXCELで表やグラフを作ること
・仕事を効率化させること
・自分だけの時間を作って考えること
・新しい商品を調べること
・瞑想で気持ちを落ち着かせること
・Twitterのツイートを考えること
・オセロ等の盤上ゲームで何手か先の手を考えること
・旅行先や食べに行く所を調べること
・歴史について調べること
・体操のうまい人の技の研究をすること
・新しい企画やアイデアを考えること
・企業の分析をすること
・健康法について調べること
・人と違う考え方を持っている人を見つけること
・サプライズやドッキリを考えること
・ウォーキングをしながら考えごとをする
・これから人気が出そうなバンドを見つけること
Cのグループ(5個)
・友達とくだらない話を言い合うこと
・人に新しい情報を伝えること
・仲の良い人と美味しいものを食べあうこと
・仲の良い人と映画を一緒に見ること
・誰かに冗談を言って笑わせること
Lのグループ(20個)
・体操のできない技をできるようなるまで練習すること
・知らない場所に行くこと
・継続して何かをする
・スポーツで勝負をすること
・主人公がだんだん強くなる映画や漫画が好き
・人にわからないことを指導すること
・興味があることに没頭すること
・筋トレで成長していくこと
・遊園地にいってスリルを体験すること
・人と違うことをすること
・人に相談を受けて解決すること
・知らない町の中を歩くこと
・文化祭で最優秀賞を取るために練習をすること
・仕事で困っている人を助けること
・友達や会社の人にニュースなどの解説をすること
・ギターで新しい曲を弾けるようになるまで練習をすること
・新しいシステムや考え方を伝えること
・後輩などに体操の技を教えること
・新しいお店に入り刺激を受けること
・目標を見える化して日々の成長を確認すること
それ以外のグループ(1個)
・サウナで脳や体を休ませること
このようにグループ分けをして自分の好きなことがどのグループに該当するのかを可視化していきます。


僕の場合はTの属性とLの属性が強いことが分かります。
実際にグループ分けをしていくと、どのグループに該当するのかを悩むことも多いと思いますが、あまり深く考えないことがおすすめです。
あくまでも自分の強みがどの属性に入るかの傾向を掴むものなので、感覚で「多分このグループに入るだろう」という感じでどんどん仕分けを行って下さい。
どの属性に入るかを悩んだ時は、それ以外の所に仕分けをして大丈夫です。

僕は肉まんを食べることが好きだったり、寝ることが大好きなので、この場合はそれ以外のグループにしたらいいってことだね♪
TCLの各特徴と活かせる仕事とは

TCLのグループ分けをしたことで、自分の強みの傾向が出てくると思うのですが、当然ですが人によってその傾向にバラツキがあります。
Tの傾向が特に強い人や、Cの傾向が強い人もいるでしょう。
僕みたいにTの傾向とLの傾向が強い人もいると思います。
ある一つの属性が強い場合は、言い換えるとその部分が明確に強みとして現れているということなので、その強みを生かした仕事に就くことで自分の価値を最大限に引き上げることができます。
また複数の属性が強みとして出ている場合は、それを組み合わせた仕事をすることで自分の強みを生かし、活躍できる可能性があります。
3つの属性に均等に分散した場合は、一見すると強みがなさそうに見えますが、そんなことはありません。
3つとも得意ということは、極めてレアな存在になれるということになります。
想像してもらうと分かると思うのですが、何でもできるということはそれだけで一目置かれると思います。

学生時代に勉強もできてスポーツもできて誰とでも仲の良くなれる人はクラスの人気者になってたのね♪
では、ここからこのTCLの属性をもう少し深く見ていき、その属性にあった仕事はどのようなものなのかを見ていきましょう。
Tの人の特徴と向いている職業
Tの人の特徴は、考える力が強みになるので思考力や分析力が高いことになります。
また知的好奇心が高いので、興味があることに情熱を注ぐ傾向があります。
向いている職業として以下のようなものがこの本に書かれていました。
・各種の士業
・コンサルタント
・マーケター
・アナリスト
・研究職
・ファイナンス
見ていただくと分かるように、どれもが思考力や分析力が必要な仕事だと思います。
しかし、どの職業でもいいというわけではございません。
あくまでも、自分自身が知的好奇心がくすぐられる分野や興味が湧くものでないと強みは生かすことができません。
嫌いな分野を分析しても、苦痛になってしまいます。
例えば、法律や法務に興味があるなら、その分野の士業やその分野の部署での仕事が向いているし、税務、財務、会計に興味があるなら、税理士や公認会計士などの士業や経理などの仕事などが考えられます。
また多くことに好奇心があるならコンサルトなどの仕事も向いていると思います。

自分の好きなことの分野に特化したコンサルタントでも力を発揮できると思います。
Cの人の特徴と向いている職業
Cの人の特徴は高いコミュニケーション能力や人脈を構築することが得意な傾向があります。
人と人を繋ぐことで、大きな力や価値を生み出す可能性があります。
向いている職業として以下のようなものが本に書かれていました。
・プロデューサー業
・営業職全般
・広報関係の仕事
・交渉人
・広告代理店
・ジャーナリスト
・政治家
例えば、ブロデューサの仕事は多くの人と関わり、アイデアを繋げてプロジェクトを完成させていくような仕事だし、コミュニケーション能力が高いということは、人に何かを伝える力も優れているので、プレゼン能力も高いことになります。
プレゼン能力が必要な仕事として、政治家や広報関係のお仕事なども該当すると思います。
また営業関係のお仕事もCの人にはピッタリだと思います。
営業力は会社の売上の源泉になりますので、磨けば磨くほど多くの会社からの需要が期待できます。
Lの人の特徴と向いている職業
Lの人の特徴は人を育てて結果を出させること、自分自身で考えて動く能力や決断能力が高い傾向があります。
また、目標を定めて継続していく力や周囲を巻き込む力も優れているのが特徴です。
向いている職業として以下のようなものが本に書かれていました。
・経営者
・管理職
・プロジェクトマネージャー
・研究開発のリーダー
・マネジメント職
・起業家
Lの人はまさにリーダー的な存在になりうる可能性がある人なので、経営者や起業家、多くの人とまとめる管理職なども向いている職業だと思います。
また組織をまとめることも得意であり、指導力もあるのでビジョンを明確にして、それを浸透し組織のモチベーションを上げることも得意です。
先ほどCの向いている職業の中でプロデューサーがあったと思いますが、Lの人でもプロデューサは周りをまとめていく能力が必要になるので、Lの人も向いている職業と言えるでしょう。

Lの人は、何かを達成することに長けているので継続力がある人も多いと思います。
まとめ:自分の強みを見つけ、それを磨き続けることで価値が生まれる
いかがでしたでしょうか?
実際にこの方法を実践することで、自分自身を客観的に理解し、自分の得意なことが見えてきたのではないでしょうか?
中には、今までになかった新しい自分を発見できた人もいるかもしれません。
著者の森岡さんも自分の強みを生かして、それを磨き続けることで活躍できる場が増えると主張しています。
逆に自分が向いていない部分を鍛えても、自分自身の価値はなかなか上がらず時間だけが過ぎて辛い思いやしんどくなると言います。
この本の中で、森岡さんがおっしゃた好きな言葉があるのですが、それは
ナスビは立派なナスビになろう
という言葉です。

ん?どうゆうこと。
僕はニクマンだよ。

これは、自分自身の属性(強み)がナスビであるなら、そのナスビの中で立派になる努力をしようってことだよ。
つまり、自分の属性(強み)が例えば、キュウリだった場合に、キュウリ以外の野菜になろうとしては駄目だよってことなんだ。
これは、自分の属性(強み)を野菜に例えて、話している内容で、自分の属性を調べてナスビだった場合には、ナスビの中で努力して自分の価値を磨き続けてることが必要だということです。
ナスビの中で、いかに輝きを増せるかが大事になります。
自分がスーパーで買い物をする時を思い出してほしいのですが、ナスビのコーナーで同じ値段ならば、その中で立派なナスビを選択することが多いと思います。
つまり、立派になればなるほど、お客さん(社会)から必要とされるということになります。
それでは最後にまとめに入ります。
まとめ
「苦しかった時の話をしようか」は将来に不安を抱える娘さんに向けて書いた本
森岡さんはUSJを復活させた最強のマーケーターであり、自分の強みを引き出すことで多くの成功を成し遂げてきた
自分の強みは自分の好きなことの動詞の中に隠れている
強みの属性はT(考える力)、C(伝える力)、L(変化を起こす力)の3つに分かれる
自分の好きなことを書き出し、それを3つの属性に分けることで自分の強みの傾向が分かる
自分の強みにあった職業や仕事を選び、その強みを磨き続けることで、自分が活躍できる場が増え、自分の価値が上がる
この本では、多くのことを学ぶことができました。
そして、自分の強みに目を向ける重要さを改めて感じることができました。
このサイトでは、他にもSWOT分析やVRIO分析といった自分や会社を分析する手法も紹介していますが、どの分析もやはり強みに目を向けていきます。
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SWOT分析を理解して自分の事業や会社を守り成長させよう!
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市場で生き残れ!VRIO分析で自社の強みと弱みを把握しよう!
強みを生かし、それを磨き続けることで価値が高まり、社会にとって必要な存在になれると思います。
今回、解説したのは、この本のほんの一部の内容です。
他にも自分自身をブランド化する方法や、より具体的に価値を高める方法について解説していましたので興味のある方は是非、この本を手にとって下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。